接触抵抗

科学

2018年12月05日 07:18

2つの針金をふれあわせるとき、おしつけ方の強さによって電気のとおりにくさがかわります。これは、ふれあうところに抵抗ができるためです。この抵抗を接触抵抗といい、かなり大きくなることがあります。接触抵抗が大きいと、電気が通りにくいばかりでなく、その部分から熱をだして、火災や電気器具の故障の原因となることもあります。線をつなぐときは、表面をみがいたり、よくねじりあわせ、はんだづけをしたりします。
電気抵抗の大きさを簡単にはかるには、テスターを使います。テスターのつまみを抵抗計にまわし、2本のテスター棒の先をふれたときに、メーターの針が、ちょうどいっぱいに右にふりきれて、0Ωをさすように0点調節をしておきます。調節が終わったら、抵抗を調べたい両端に、テスター棒をふれます。このとき、メーターの針を読み取れば、その線の抵抗の大きさが求められるようにできています。屋内配線は、建物とよく絶縁されていないと火災の原因になります。絶縁の度合いを調べるには、メガーという道具を使います。

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