アルコール温度計

科学

2021年06月23日 16:13

アルコール温度計は、低い温度をはかる時に便利です。アルコールは、零下117度までは凍りませんから、水銀温度計よりずっと低い温度がはかれます。しかし、アルコールはそのままでは、60度以上の温度ははかれません。しかし、アルコールの上に気体をとじこめておくと、100度ぐらいまではかれるものがつくれます。アルコールは、水銀よりも10倍以上も膨張率が大きいので、管球の大きさとメモリの長さを水銀温度計と同じにしておけば、毛管を太くして、見やすくなります。そこかわり、管球だけを熱すると正しい温度がわかりません。アルコール温度計よりも低い温度をはかるのには、アルコールのかわりにペンタンという液体を使った温度計がつくられています。これは、零下200度ぐらいまで使えます。

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