体温計

科学

2021年09月01日 06:23

私たちの体温をはかるのに便利なようにつくられた水銀温度計が体温計になります。体温計は、わきの下にはさんで使いますが、外に取り出してみるとき、体温で膨張していた水銀が、冷えて下がってしまわないようになっています。そのため、体温計の水銀だめのすぐ上の毛管が特別に細かくしてあります。体温計を体にあてると、水銀は膨張して細かくなったところをとおりぬけて毛管をのぼっていきます。しかし、体から離すと、水銀だめの水銀が冷えて縮み、毛管の中の水銀は下がろうとします。ところが、縮むときには、下の水銀が上の水銀をひっぱる力は弱いので、管の細いところがとおれなくなり、管の中の水銀はきれてしまいます。それで体温をしめしたままで、とまってしまいます。この細い所を留点といいます。

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