熱
水と食用油の温度
100立方センチの水と100グラムの食用油をそれぞれビーカーにいれ、これを20度にしておきます。このビーカーを大きな入れ物にいれた湯につけ、水と食用油の温度があがっていくようすを、縦軸に温度、横軸に時間をとったグラフにしてみます。このとき、10分後には水は40度に、食用油は62度になりました。このことから、水と食用油には同じ熱量を与えたのに、食用油のほうがはやく温まることがわかります。また、水の温まり方を示すグラフのかたむきは、食用油のそれの、およそ2分の一になっていることがわかります。水も油も熱の伝わる速さはほとんど同じですから、その温度の上がり方が違ってくるのは、二つの物の比熱が違うためです。