電気
電気抵抗と温度の関係
電気抵抗は、温度によって違います。ニクロム線やタングステン線のような金属は、温度が高くなるほど電気抵抗が大きくなります。電球のフィラメントに使われているタングステン線は、ついているときには3000度ちかくになるので、抵抗は、ついていないときの20倍にもなります。温度をひくくしていると、金属の電気抵抗は、一般に小さくなります。ところが、アルミニウムは、およそれい下255度、また、水銀では、およそれい下270度のように、ある温度にまで冷すと、抵抗が急に0になるものがあります。これを超伝導といい、超伝導のおこる温度は、それぞれの金属の種類によってきまっています。超伝導のおこる金属は、その温度以下では、抵抗がなくなりますから、なにかの方法で電流が流れ始めると永久に流れ続けることになります。