熱
温度と気体の体積の実験
実験1:20立方センチ用の注射器を用意します。注射針をガスの炎で赤く焼いて根元のところでおりまげ、空気がとおらないようにして、いらないところは、きりすてます。次に、注射器の中をよく乾かし、ピストンを10立方センチのところに押し込んで、曲げた針をしっかりつけます。この注射器の空気のはいっているところを、室温と同じにしたビーカーの水の中につけて、だんだん温度をあげていきます。すると、注射器の中の空気が膨張して、ピストンを押し上げるので、水の温度と注射器のメモリを調べていきます。はじめの水の温度が8度くらいのとき、水の温度が50度ぐらいになると、空気は、約1,5立方センチほど膨張するでしょう。また、水が沸騰して100度になると、空気は約3立方センチぐらい膨張するでしょう。注射器を冷ますと空気はもとの体積にもどります。
この実験では、ピストンは、だいたい自由に動けるようになっていますから、注射器の中の空気の圧力は、いつも外の空気の圧力と同じと考えられます。空気の温度は約90度あがって、体積は3立方センチ膨張しました。1度あたり、90分の3センチ、つまり、30分の1立方センチ膨張したわけです。もとの体積が10立方センチですから、体積は、1度あたり、もとの体積の約300分の1だけ膨張したことがわかります。
この実験では、ピストンは、だいたい自由に動けるようになっていますから、注射器の中の空気の圧力は、いつも外の空気の圧力と同じと考えられます。空気の温度は約90度あがって、体積は3立方センチ膨張しました。1度あたり、90分の3センチ、つまり、30分の1立方センチ膨張したわけです。もとの体積が10立方センチですから、体積は、1度あたり、もとの体積の約300分の1だけ膨張したことがわかります。