水と空気・力
空気の通る道
空気には、どんな小さな隙間にも入っていこうとする性質があります。それで、特別に空気をぬいたところのほかは、たいていのところに空気が入っています。水をいっぱいにつめたサイダーびんを、逆さにしてみます。水が外へでていくとき、空気があわになって、びんの中に入っていくのが見えます。これは、水がでたあとに隙間ができると、その隙間をうめようとして、空気がびんの中に入り込むからです。また、缶入りのジュースを、コップにうつすのに、一つだけ穴を開けたのでは、ジュースがよくでません。これも、缶の中に空気が入り込もうとして、ジュースがでていくのをじゃまするからです。このため、別のところにもう一つ空気の入る穴を開けると、今度はよく出るようになります。