光
カンデラと燭
豆電球のように、ひじょうに小さい光源から1メートルはなれていて、光線にたいして垂直な1平方メートルの面積の上に、1秒間にくる光の量を、その光源の光度とします。むかしは、特別なランプで、ペンタンという油をもやしたとき、その水平な方向の光度の10分の1を、一燭ときめていました。しかし、この方法では、ほのおの大きさも一定でなく、一定の光度をたもつことがなかなか難しいので、いままではカンデラを、光度の単位として使っています。1カンデラというのは、白金のぎょう固点で、1平方メートルの黒体の平らな面に垂直な方向の光度の60万分の1をいいます。1燭は、1.018カンデラにあたりますから、その違いは大変小さいものです。