音
電線の鳴る音
風の強い日に、電線が「ヒューン」というような音を出しているのを、よく聞きます。この音は、うなりではありません。この音が鳴るのは、次のようなことが考えられます。水槽の中に、丸い棒の先を入れて、水をきるように、急に動かすと棒の後ろに渦ができます。これと同じように、強くふいている風の中に、電線があると、電線のうしろにうずができ、これによって空気の疎密ができます。そのため、このうずがもとになって、あのような音が出ると考えられます。また、このような音は、風の強い日に、木の枝の先からもでるし、むちをいきおいよくふったときなどにもでます。